情報提供:健栄製薬株式会社
冬場の必須アイテムであり、サロンのウイルス対策に必要不可欠なエタノール。
“エタノール”と“無水エタノール”。
どちらもよく聞くけれど、「何が違うの?」「どう使い分ければいいの?」と迷う方も多いはず。
実はこの2つ、濃度や得意な用途がまったく違うんです。
それぞれの特徴を知って、正しく使い分けて行きましょう!
また、消毒に使うイメージが強いですが、応用の使い方もできるんです。
それぞれのおすすめの使い方もご紹介いたします!
消毒用エタノールと無水エタノール、何が違うの?
1. エタノール濃度と殺菌力の違い
消毒用エタノールは、エタノール濃度が約80%になるように精製水で調整されています。
実は、この80%前後の濃度が最も殺菌効果が高いとされているんです。
一方、無水エタノールは99.5%以上と非常に高濃度。
「濃いほうが効きそう!」と思いがちですが、水分がほとんど含まれていないため揮発がとても早く、菌にしっかり作用する前に蒸発してしまい、結果的に殺菌力は低くなってしまいます。
2. それぞれの主な用途
<消毒用エタノール>
殺菌を目的としたアイテム。
手指や器具、家具の表面など、感染症対策や日常の衛生管理に幅広く使われます。
<無水エタノール>
水を含まないのが最大の特徴。
そのため、電気系統や水分に弱い部分の清掃に向いています。
また、油分をよく溶かす性質があるので、油汚れの除去にも便利です。
さらに、水を加えることで手作りアロマスプレーの基材としても活用できます!
【おすすめの使用方法①】消毒用エタノールでサロンの清潔感をアップ
お客様の信頼に直結するサロンの衛生管理。
消毒用エタノールIPAは、日常のさまざまなシーンで活躍します。
<活用ポイント>
① 受付・カウンセリングエリア
カウンター、ペン、タブレット端末など、お客様が触れる部分に。
② 施術ルーム
施術ベッド周り、ワゴン、スツールなど、こまめに清掃したい場所に。
③ その他
鏡や窓ガラスの拭き掃除にもおすすめです。
日々の清掃にエタノールを取り入れることで、清潔で上質なサロン空間を無理なくキープできます。
【おすすめの使用方法②】無水エタノールを使ったアロマスプレー作り
無水エタノールは、手作りアロマスプレーにも活躍します。
アロマオイル、無水エタノール、精製水(または飲料水)、容器があれば簡単に作れます。
<基本レシピ(50mlスプレー)>
・無水エタノール:5ml
・アロマオイル:10滴
・水:40ml
これらを混ぜるだけで完成です!
アロマスプレーは、気分のリフレッシュ、抗菌・消臭、虫除けなど、用途もさまざま。
使用時は、
・オイルと水が分離するため毎回よく振ること
・顔の周りや火気の近くでは使用しないこと
・品質保持のため1〜2週間で使い切ること
を意識しましょう。
【おすすめの使用方法③】無水エタノールでメイクブラシを清潔に
メイクブラシは、ファンデーションや皮脂、汗が付着しやすく、放置すると雑菌が増えやすいアイテムです。
汚れたブラシを使い続けると、肌荒れや化粧ノリの悪さの原因にもなります。
油汚れの除去には、油を溶かす力と殺菌効果を持つ無水エタノールが効果的。
<お手入れ方法>
1.コームで軽くブラッシング
2.カップに入れた無水エタノールにブラシを浸し、振り洗い
3.色が出なくなるまで繰り返す
4.タオルで拭き取り、乾燥させて完了
無水エタノールは揮発性が高いため、乾きが早いのも嬉しいポイントです。
エタノールは“目的”で使い分けるのが正解!
消毒や衛生管理が目的なら、殺菌力に優れた消毒用エタノール。
油汚れの除去や精密機器の清掃、アロマスプレー作りなどには、無水エタノールがぴったりです。
「濃い=消毒に強い」というわけではなく、使うシーンに合ったエタノールを選ぶことが、効果的で安全なポイント。
サロンの衛生管理から、日常のちょっとしたケアまで。
エタノールと無水エタノールを上手に使い分けて、清潔で心地よい空間づくりや衛生管理にお役立てください。








