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What's The BARBER STYLE~世界が注目するバーバースタイルの魅力とは~

What's The BARBER STYLE~世界が注目するバーバースタイルの魅力とは~

世界が注目するバーバースタイルの魅力とは

数年前から世界的な人気となっている“バーバー”。
日本においても株式会社リクルートホールディングスが発表した、2017年のトレンド予測キーワードのひとつに「バーバー新時代」が入るなど、
理美容業界を超えたひとつのカルチャーとしてその動向にますます注目が集まっている。なぜ今再びバーバーなのか。
見直されたその価値とは一体何なのか。気になる“バーバー”について、サロンへの取材をもとに迫ってみる。

 

一過性のトレンドではなく、業界内外を巻き込む一大ムーブメントに

『SCHOREM』来日時のイベント『SCHOREM』来日時のイベント

ここ数年続く世界中でのバーバーブームはニューヨークが始まりだと言われている。日本でも刈り上げやツーブロックなど昔ながらのヘアスタイルブームがきっかけで、バーバーサロンが最注目を集め、理容離れしていた若い男性客も美容室から理容室へ移行する事も増えた。そんなブームに更に火を付けるように、海外の人気バーバースタイリストによる来日イベントや日本への出店が相次いでいる。

世界中でトレンドとなっているモダンなバーバーショップの先駆者とも言える『FRANK’S CHOP SHOP』(アメリカ)が福岡に日本1号店をオープンしたり、バーバー界のトップとも名高い伝説的バーバー『SCHOREM』(オランダ)の日本初ツアーとなるイベントが東京と大阪の2都市で開催されるなど、その動向は理容師だけでなく美容師からも関心を集めている。

Googleでの「バーバー」キーワード検索数も年々増加 Googleでの「バーバー」キーワード検索数も年々増加

その注目度の高さは業界内に留まらず、セレクトショップ『バーニーズニューヨーク』やメンズアパレルブランド『フリーマンズスポーティングクラブ』の店内にバーバーが併設されたり、六本木ヒルズのメンズファッションゾーンに男性専門グルーミングサロンが新設されるなど、ファッション分野においてもバーバーが欠かせない要素として脚光を浴びている事を物語っている。

理容・美容の垣根を越えたバーバースタイル

MR.BROTHERS CUT CLUB(原宿)

そのままアメリカ映画に出てきそうな原宿店の店内風景 そのままアメリカ映画に出てきそうな原宿店の店内風景

バーバー人気によって、美容室でもバーバーヘアをオーダーする男性が増え、理容・美容の垣根を越えたひとつの形式として“バーバースタイル”が定着してきている。

原宿と中目黒に2店舗構える『MR.BROTHERS CUT CLUB』は、そんな“ニュー・バーバースタイル”が売りのサロンだ。業態が美容室のため、カラーやパーマも取り入れられ、デザイン力の高いバーバーヘアを得意としている。ヘアスタイルだけではなく、サロンの空間随所にもこだわりが光っている。プレスの堀氏と原宿店店長のジュリアン氏はこう語る。

ガレージ風の外観が男心をそそるガレージ風の外観が男心をそそる

「サロンのコンセプトは『男の社交場』です。お客様が気軽に来て、好きなことを喋りながら髪を切られて、切られた後もたまり場になるような場所を作りたいという思いをカタチにしました。」

アメリカンヴィンテージなインテリア、壁一面に飾られた写真やポスター、無造作に置かれた理容道具など、目に留まるものすべてが男心をくすぐる。
そういった環境が『男の社交場』に欠かせない“居心地の良さ”を生み出している。

darlin.(祐天寺)

シャンプーチェアとして使用しているのは「OLDEST-S」ハイセンスなユニセックス空間 シャンプーチェアとして使用しているのは「OLDEST-S」
ハイセンスなユニセックス空間

バーバームーブメントの影響で、今までナチュラルテイストやラグジュアリー感など女性的な内装が多かった美容室も、メンズ要素を取り入れた造りのサロンが増えつつある。祐天寺にある『darlin.』は、メンズライクながら女性も落ち着ける中性的な雰囲気が印象的な美容室だ。

「スタッフに男性が多く、男性客も全体の半分ほどと多いので、今までの美容室のようなフェミニンすぎる内装はやめようと思いましたが、逆にメンズっぽくもなりすぎないようにバランスを意識しました。男性客からだけでなく、感度の高い女性客からも好評です。」
美容室ではあるが、シャンプーチェアとしてバーバーチェアを取り入れ、水回りをタイルで仕上げている造りがクラシカルなバーバーを想起させる。

『darlin.』代表の及川氏『darlin.』代表の及川氏

「全体的にインダストリアルな雰囲気にしたかったので、それにはまるようなバーバーチェアのデザインを探していたんです。バーバーチェアって、色味がダークで形もどっしりしていて随所にメタリックが効いているから、存在感があっていいですよね。」

今まで美容室ではあまり見かけなかったバーバーチェアを配する事で、独特の存在感が生まれ、ユニセックスなリラックス空間を作り出している。

古臭いのではなく“古き良き”男たちの社交場へ

『MR.BROTHERS CUT CLUB』のお二人。左から原宿店店長ジュリアン氏、プレス堀氏『MR.BROTHERS CUT CLUB』のお二人。左から原宿店店長ジュリアン氏、プレス堀氏

かつての日本では「男は床屋、女は美容室」という感覚が一般的であったが、時の流れに伴って男性も美容室で髪を切る事が当たり前の時代になった。子供の頃に父親に連れられて町の床屋に通っていたが、いつしかカラーやパーマなど今っぽさを求めて美容室に移行していった人も多いのではないだろうか。

クラシカルなヘアスタイルの流行により理容室へ戻る男性客が増えたが、バーバースタイルが再人気を集めた理由は髪型だけではないと『MR.BROTHERS CUT CLUB』の二人は語る。
「女性に紛れてキレイな空間で髪を切られる事に対して、気恥ずかしさもあり違和感を抱いていた男性が、実は多かったんだと思います。そういった人たちが、リラックスして身だしなみを整えられるバーバーに移行してきているのではないでしょうか。うちのサロンはいい意味で気を使いすぎる事がなく、趣味の近い方が自然と集まっているので、店の中で新しい交流が生まれたりするんですよ。」

バーバースタイルは髪型だけに留まらず、男性がサロンに求めていた潜在的欲求を揺さぶり、こだわりがある男の身だしなみの場として、また、古臭いではなく“古き良き”男達の社交場として、再認識されたのかもしれない。

日本のバーバースタイルは“ブーム”から“カルチャー”へ

今の時代、サロンが求められている事について、『darlin.』の及川氏はこう語る。
「今のお客様は『かわいくなりたい、かっこよくなりたい』はもちろんですが、それよりも『くつろぎたい、和みたい』という欲求の方が多い気がします。テクニックだけで満足という時代ではなくなってきていて、リラックスできる空間でスタッフやお客様同士のコミュニケーションをより求める方が多いです。」

サロンで生まれるコミュニケーションについて『MR.BROTHERS CUT CLUB』の二人もこう話す。

『MR.BROTHERS CUT CLUB』『MR.BROTHERS CUT CLUB』

「お客様同士のコミュニケーションが活発なので、情報の集まる場になっていたりします。髪を切らずに立ち話ししているお客様もいたり(笑)。そういう昔の映画で見ていた床屋の風景みたいなのがいいですね。将来は生活の一部にうちのサロンがあるような、そんな店になったらいいなと思います。」

技術はもちろんだが、それ以上に居心地のいい空間や、その店のスタッフや客との情報交換など、そこでしか得る事のできない価値が求められるようになりつつある。それはつまり、バーバースタイルが単なる髪型のトレンドやブームではなく、ひとつのカルチャーとして再び今の日本に根付き始めたことを表しているのかもしれない。昔から気の合う仲間が自然に集い、社交場として大切にされてきたバーバーサロン。時が経ち、店構えや集う人々の背景は変わっても、その存在意義は揺るがないものとして確立し続けるのだろう。

 

お手頃バーバーチェアの導入で、あなたのサロンにもバーバーブースを

Brooklyn

今回取材にご協力頂いた『MR.BROTHERS CUT CLUB』と『darlin.』。コンセプトや客層は異なるが、どちらもバーバーチェアをアクセントにしたこだわりの内装が居心地の良さを作り出し、アットホームな空間に仕上げている。理容・美容の境界線を越えた“ニュー・バーバースタイル”が人気の今、従来の理容室はもちろんだが、美容室にバーバーチェアを導入するスタイルも新しいサロン作りとして注目を集めているのだ。

BEAUTY GARAGEでは、異なるデザインのバーバーチェアを3タイプ用意しており、8万円台から手に入るので、お手軽にバーバーブースを作る事ができる。インテリアとしても映えるデザインなので、サロンの一角に一脚配するだけでバーバーブースとしてアレンジできる。どこか懐かしさを感じるバーバーチェアを取り入れ、他サロンとは一線を画す居心地の良い空間作りをしてみてはいかがだろうか。